シアターラーニングと円盤問題、SDGs認定校で

山脇学園中学校・高等学校が世界初のSDGs認定校になったという記事で、実際の授業の様子が紹介されています。

SDGsとの関連は実際のところぴんと来ないのですが、音楽座のプログラムを利用したシアターラーニング、そしてこの記事では「円盤問題」という取り組みが詳しく紹介されていました。

「けしゴム」の詩と「あかちゃん」の詩を読んで、この詩を書くきっかけとなった自分の実体験を答える問題です。

情報源: 中学1年・3年合同 SDGsカリキュラム シアターラーニングを実施しました | 山脇学園中学校・高等学校

詩人になりきっての作文

ここで紹介されているのは、円盤状の問題及び回答用紙に、それぞれが記入し、対話を通して互いの意見を交換するプロセス。

二つの詩が提示され、自分はその二つの詩を通して有名になった中学生詩人だとして、その詩を書くきっかけになった自分の実体験を答える。

おもしろい設定だと思います。そして、こうした架空の設定をもとに実体験を掘り起こして語ることが、どのような効果があるか、考えさせられます。

これもシアターラーニングの一環とすれば、演じるという段階ではなく、キャラクター分析をする段階を重視したものでしょうか。

相手を思いやる

現代の教育現場では、発表が重視されており、「自分はどう思うか」と考えていくことが多いように感じます。

一方で、「相手はどう思うか」を考える機会がどれほどあるか。本来、対話というのは自分の意見を表現する以上に、相手の意見を傾聴することが大切です。

その点で、キャラクターを分析する、相手の内面を想像するという演劇的手法は有効であると感じます。

演劇的手法による授業

演劇的手法を教育に導入する取り組みは、兵庫県の豊岡市が取り組んでいます。また、記事にある音楽座によるシアターラーニングは、新入社員教育などにも採用されているようです。

演劇的手法、今後の展開に注目したいですね。

Standard Rules:自己表現力
Alternative Rules:傾聴力

小橋昭彦
「ソシエテ・リベルテ」ビジョナリー。メールマガジン編集長、情報社会研究、ITベンチャー創業などを経て、ITを地域活性に活かしたいと丹波市に帰郷。NPOや地域ベンチャーを設立し、幅広い分野の地域づくり活動を支援。2006年度地域づくり総務大臣表彰受賞。

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