京都市の自転車施策の効果が目に見えてきた

京都市が2019年3月に発表した「京都・新自転車計画の進捗状況と今後の方向性について」を受けた記事がこれ。施策の効果が表れてきた重要なニュースだと指摘されています。

この約10年の中で、京都という街は日本で一番「自転車が最も頻繁かつ安全に使われている大都市」という称号を手にしたのである。これを重要といわずして、何を重要といおうか。

情報源: 自転車都市のインフラ整備に一つの答え 疋田智さん「京都市の『計画』の驚くべき成果」 – cyclist

進む「自転車都市・京都」

京都市では、「京都・新自転車計画」をふまえて「自転車走行環境整備ガイドライン」を整え、車道の左側に矢羽根型表示をするなどの道路環境整備を進めてきました。

あわせて左側通行の徹底などのルールの周知も進め、細い街路が多い京都ならではの自転車の出会いがしらの事故等を防ごうとしています。

整備を開始して5年目、この令和2年3月末までに自転車走行環境としては延長180kmの整備が完了予定とか。

環境整備が自転車事故を減少させている

市民による矢羽根サインの認知度が上がり、特に整備が進んでいる地域では、市民アンケートによれば、車道走行をする人が他地域より1割多い3割になったといいます。

また、マナー周知の結果、自転車保険の加入率は3割弱から約8割に。こうした市民の変化に加えて、実際に自転車事故の割合も、全国平均以上に減っているといいます。

駐輪場整備も進められており、撤去台数は10年間で30分の1に減少。大きな成果をあげています。

関連施策への展開も

「走行環境」「マナー」「駐輪環境」のほか、京都市の新自転車計画では、「自転車観光」や「関連施策(健康、福祉、環境など)」も含まれています。

上位計画には「歩くまち・京都」総合交通戦略などがあります。総合的な計画のもとに具体施策を進めていくことの有効性が明らかになってきたと言えます。

今後、他の自治体の自転車政策にも影響を与えるのではないかと、引用した記事では指摘されていますが、まさに、今後の指針として、大いに参考にしたいところです。

小橋昭彦
「ソシエテ・リベルテ」ビジョナリー。メールマガジン編集長、情報社会研究、ITベンチャー創業などを経て、ITを地域活性に活かしたいと丹波市に帰郷。NPOや地域ベンチャーを設立し、幅広い分野の地域づくり活動を支援。2006年度地域づくり総務大臣表彰受賞。

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