不便な田舎の自由な暮らし

 自然農法で農業を営み、森の幼稚園「ふえっこ」や農家民宿、農園レストランなどを営む竹岡正行さん。

 「ひとりで頑張らない生き方」を徹底して貫くと決めた竹岡さんですが、きっかけとなったのは壮絶な苦しみの経験でした。「そんな苦しみを他の誰にも与えてはいけない!」という強い誓いのもと模索した「お互いに満たし合う生き方」。人とつながりながら、自分に優しく、周りにも優しい生き方を実現させた経緯を語ってくれました。

 「頑張らない生き方」なんて難しいのでは? 結局は稼がないと幸せにはなれないんじゃない?

 そんな心配をよそに、竹岡さんの「お金を軸にしない生き方」は、ちゃんと自分や周りの人を幸せに、エネルギーもお金も循環していました。

社会的起業を志す

 兵庫丹波に暮らしていると意識しなくても地域課題を解決する事業を始めていたりする。

 あえて肩ひじ張らなくても、日々仲間と交流し、考える中で、社会的起業につながる風土。人と人のつながりの中で事業が生まれてくるから、あえて仕事だと固く考えなくて良い。仕事のそばに、ゆるやかで風通しの良い暮らしがある。

 農地、森林整備、子育て、高齢者。「お金」を稼ぐより「感謝」を稼いでいるような、ビジネスのあり方。考えてみれば、田舎は起業の種の宝庫だ。

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