総合的教養がSDGs時代に果たす役割

もうしばらく前になりますか、文系不要論が口にされた時期がありました。AI時代を迎えて、確かに理系が重要な役割を担うことには間違いありません。

しかし、このほど設立された東京大学のSDGs教育推進プラットフォームの設立趣旨にある、「教養学部は(中略)唯一、単一部局でこれら(SDGsがカバーする)全ての分野をカバーしている」という表記には注目しておきたいと思います。

教養学部は、昔から「知の技法」など、幅広い知の全体をカバーするような目線をもって取り組まれていましたが、まさにその総合性にこそ、SDGs時代に活かせる強みがあるということ。

そしてこうした総合性という観点から考えれば、文系、理系という区分ではなく、まさに「教養」こそ問われるということ。専門の研究を進めるのも大切ですが、同時に押さえておきたいところです。

SDGsは、国際社会が2030年までに実現を目指す17のゴール、169のターゲットからなり、とても広い分野をカバーしているが、総合文化研究科・教養学部は東京大学の数ある部局の中で唯一、単一部局でこれらの全ての分野をカバーしている。

参照元:東京大学教養学部附属教養教育高度化機構 SDGs教育推進プラットフォーム

小橋昭彦
「ソシエテ・リベルテ」ビジョナリー。メールマガジン編集長、情報社会研究、ITベンチャー創業などを経て、ITを地域活性に活かしたいと丹波市に帰郷。NPOや地域ベンチャーを設立し、幅広い分野の地域づくり活動を支援。2006年度地域づくり総務大臣表彰受賞。

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