丹波スローフードアカデミー

『食をとりまく環境に不安はあるけれど、毎日の生活のなかでどんなことに取り組んだら良いのかわからない。』
最近、そんな声があちこちから聞こえてきます。

 丹波は周囲を山に囲まれた自然豊かな土地。年間を通じて昼夜間の寒暖差が大きく、秋から冬にかけて発生する「丹波霧」は豊かな緑を幻想的に覆います。こうした特有の気候風土が育む豊かな農産物。

 この土地には、それらの食を多くの人に届ける担い手である食の「プロ」たちがそれぞれの暮らしを送っています。
 そんな食のプロたちと一緒に、毎日の食の選択の背中を後押しする学びがたっぷりつまったアカデミーを、日本スローフード協会さんが企画してくれました。

開催概要(全6回)

【開講日数】全6回(※2021年11月-2022年2月/詳細は下記プログラム参照)
【開講形式】対面受講 または オンライン受講(ZOOMを利用します)
【受講人数】対面受講・オンライン受講 各定員15名(全30名)
 ※定員をこえる応募があった場合は事務局にて審議のうえ選考し決定いたします。
【 参加費 】
15,000 円(参加費に含まれるもの:テキスト代、フィールドトリップ参加費)
【開催場所】神戸大学・丹波篠山市農村イノベーションラボ (JR篠山口駅下車すぐ)

プログラム詳細

日本各地の先端事例を紹介するインタビューテキストを教材に、各分野で活躍する丹波の実践者をゲストに招いてワークショップ形式で共に学ぶ授業を行います。

  • 第一回:11/21(日)13:00-16:00「イントロダクション」
    登壇:一般社団法人 日本スローフード協会 代表理事 渡辺 めぐみ
    地球想いな食とは、どのようなものなのか。私たちの食とそれを取り巻くシステムをより良いものにするための世界的な草の根運動であり、1989 年にイタリアで始まり、現在160カ国以上に広まっており、国際組織でもあるスローフードの理念や活動を事例に、これからの食の在り方を考えます。
    「おいしい、きれい、ただしい(Good, Clean, Fair)食べ物をすべての人が享受できるように」をスローガンに、食を真ん中に置いた様々なプロジェクトの数々とともに、日常的にできるアクションを考えていきましょう。
  • 第二回:12/5(日) 13:00-16:00「野菜の選択」
    ゲスト:篠山自然派の会 副代表/兵庫在来種保存会 酒井 菊代
    最近スーパーでも「農家の○○さんが作った野菜」「産地直送・地元野菜」「オーガニック野菜」など、こだわりコーナーをみることも増えてきました。けれども「どんな種からできているか」で、野菜を選ぶことはなかなか難しいのではないでしょうか、地域固有の種を守る活動を通して、野菜の種の違い(F1種・固定種・在来種)や、「種の多様性」についてを学んでいきます。ゲストには篠山で有機農業を続けて45年、篠山自然派(農薬・化学肥料無使用の農家さんグループ)の副代表も務める、酒井菊代さんをお迎えし、子どもたちに安心安全な給食を届ける活動や、大豆・米の栽培を通した食育活動について伺いながら、「野菜」を通して私たちにできることを考えていきます。
  • 第三回:12/19(日)13:00-16:00「食べる場所の選択」
    ゲスト:Sun Rice Kitchen オーナー 村上悟
    誕生日や記念日、レストランでプロの料理人の一皿を味わいながら語り合う時間を大切にしている人も多いのではないでしょうか。そんな特別な日に「地球を想う」という選択肢を加えてみませんか? ゲストには、丹波篠山市の古民家で天日干しの無農薬米と季節のオーガニック野菜、良質な調味料のみを使用し、「心と身体を整える」をモットーにしたカフェを運営する村上悟さんを迎え、地球を想う飲食店の在り方とその選択についてを一緒に深めていきます。
  • 第四回:1/10(月・祝)13:00-16:00「お酒の選択」
    ゲスト:山名酒造 蔵元 山名洋一朗
    家族と、友と、仕事仲間と、楽しい語らいの場には欠かせないお酒。近年盛り上がりを見せているクラフトビールやオーガニックワイン、世界から注目される日本酒など、ひとえに「お酒」と言っても、幅広い選択肢があります。地球を想いながら、美味しいお酒を楽しむ為には、お酒のどんなことを知り、どんな風に選択していけば良いのでしょうか。丹波の最古の醸造蔵の蔵元・山名さんをゲストに迎え、有機の里と呼ばれる地元の酒米を使って300年以上守り続けていた古来の製法や、品種の復刻の取り組みなど、古の日本酒を現代に繋ぐ取り組みについて伺いながら、美味しい酒の本質についてを深く味わっていきます。
  • 第五回:1/23(日)10:00 – 16:00「フィールドトリップ」
    「丹波霧」とよばれる朝霧と夕霧、そして寒暖差が味を引き立てる丹波の農作物。30年以上前から有機農業も盛んで、「有機の里」と呼ばれるエリアや「農の学校」という学びの場、そして古民家利活用で地場野菜を使ったカフェを開く移住者なども増え続けています。農村風景や江戸の風情を残す古い街並みも楽しみながら、アカデミーのゲスト生産者の現場を訪ね歩く。丹波を五感で味わうフィールドツアーへ出かけましょう。(神戸・阪神間から車、鉄道で約1時間半圏内。JR篠山口で集合解散のバスツアーです。
    ※オンライン受講の方は、「バーチャルフィールドトリップ」となります
    ※感染状況によって、完全オンラインになる場合があります
  • 第六回:2/6(日)13:00-16:00最終発表会
    約3ヶ月の学びを経て、毎日にどんなアクションができるのか、みんなで発表し、ディスカッションを行います。この学びをひとときのものにせず、長くつながっていく関係性を育てながら日常のアクションの線を長くながくのばしていきましょう。

こんな方におすすめ!

  • サステナブルな食生活を考えていきたい      
  • 地球に優しい暮らしを行動に移したい
  • 子どもに何を食べさせるかどうか日々考えている  
  • 循環型農業や自給自足という言葉に関心がある
  • 丹波地域在住/丹波地域に興味のある      
  • 丹波の生産者さんと関わりを持ちたい
  • 食に興味関心のある参加者と繋がりたい

お申込み

下記Googleフォームからお申し込みください。

https://forms.gle/me6qTmLSrxsjpKiz5

説明会を開催!

参加をご検討されている方向けに、オンライン説明会を開催します。(ZOOMを利用します)

  • 10月21日(木)20:00〜21:00 定員15名
  • 10月28日(木)20:00〜21:00 定員15名

プログラムについての説明40分と、質疑応答20分の構成です。説明会の参加申込みはこちらから

​質問は随時受け付けておりますので、お気軽にお問い合わせください。

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