ここでいう完全オーガニックというのは、自然栽培のことですね。はくい市では市やJAも自然栽培の普及に協力しています。

農薬や化学肥料を使わずに育てる「有機農業」と比べて、自然栽培というのは、有機肥料さえも使わない。名前の通り、自然のままの力を活かそうという農法です。

ところで日本では、オーガニック野菜があまり普及していません。一般には日本は外国に比べて食の安全が保たれているという印象を持たれているのではないかと思いますが、実はそうではなくて、農薬の規制や有機農法の採用は、たとえばヨーロッパの国々の方が進んでいます。

なぜでしょう。

もしかすると、日本人の多くにある「日本なら安心」という前提が、オーガニックの浸透を阻んでいるのかもしれません。犯罪でもそうですが、欧米では「自分の身は自分で守る」意識が高い。なので食についても自ら考えて選択する。その結果がオーガニックの人気につながっているのではないか。そう考えると、食の安全の問題は、日本の国民性にからんでくる、とても難しいテーマのように思えます。

この日、児童・生徒1,445人が、全国で初となる「自然栽培」を取り入れた給食を口にしました。

情報源: 完全オーガニックな「学校給食」が登場。石川県・はくい市が全国初の試み | TABI LABO

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