課題があって、解決策を探ってという直線的な流れではなく、アメーバの集合体のイメージは、クリエイティブの過程として、新しいというか、おさえておくべきことのような気がします。

とりあえず何かと何かが結びつく、それを後から言語化するというか、理論化するみたいな。

そう考えておくことで、日常の情報収集活動、想像する過程などが重要であることが見えてくるようにも。

しかしモノをつくる人の脳内ではそんな大義とは無関係に、いろいろな発想の種がアメーバのように伸び縮みしながらお互いにくっついたりはなれたりを繰り返す混沌とした世界が広がっており、たまたま何かのきっかけで結びついた発想の集合を観察したときに、「おや、これは面白そうだな」とか「おや、これは◯◯に似ているけど、新しい別な何かのようだぞ」などと、気付いたりするものだという実感があります。これこそが、創造性のエンジンのようなものではないかと考えています。

情報源: 開発者が明かした、イグノーベル賞「スピーチジャマー」の誕生秘話(栗原 一貴) | ブルーバックス | 講談社

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