神戸市では、シリコンバレーのベンチャーキャピタルと連携するなど、新しい動きが続々と生まれています。その秘密が、「つなぐ課」の存在。Forbesに掲載された記事は、そのインタビューから構成されたもの。

つなぐ課が取り組んでいる主な課題は、ひきこもり支援や空き家・空き地対策などといった全国的にも社会課題となっているテーマから、新たなテクノロジーやカルチャーを取り入れた地域活性化までと多岐にわたる。

情報源: 人口減少が止まらない神戸市に7万人集まる 仕掛け人の「つなぐ課」とは | Forbes JAPAN(フォーブス ジャパン)

アイデアはふたつの組み合わせ

アイデアはゼロから生まれるものではなく、あるものとあるものの意外な組み合わせから生まれるとよく言われます。

行政のような縦割り組織の場合、それを横断することが第一歩というのはわかる気がします。人口減少や子育て支援といった現代の課題は、ひとつの組織では対応できず、横串を通したアプローチが必要であることが多いからです。

たとえば空き家という建築系の課題も、店舗活用といった産業系、あるいは寺子屋といった教育系に「つなぐ」ことで、新しいアプローチが見えることがある。

つなぐことと情報と

もうひとつ、神戸市の「つなぐ課」で注目しておきたいのは、ITを活用したイノベーション、特に外部との連携を重視しているところです。

空き家の事例で紹介したように、ひとつの課題を別の課題に「つなぐ」だけでも発想が広がる。その発想を実装するのに、ITの活用や外部資源の活用は重要です。そうした外部との「つなぎ」。

地域活性化を樹木に例えるなら、土壌という既存の組織に根っこという形でネットワークを張り巡らし栄養を吸収する「つなぎ」と、枝を外部に伸ばして呼吸し光を受け取る「つなぎ」の両者がある。

そんな目線で、地域での取り組みを振り返ってみるといかがでしょうか。

Standard Rules:新規創造
Alternative Rules:つなぐ

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