この1月から東京都心部で、SDGs活動に対してポイントを付与し、商店などで使える地域通貨の実証実験が始まります。

東京都では、経済発展と社会的課題の解決を両立する「Society5.0」の実現を加速させていくため、キャッシュレスの推進に関するモデル事業を実施します。同事業では、経済的価値あるポイントとして「東京ユアコイン※1」を発行します。

情報源: 三菱総合研究所、キャッシュレスの推進に関するモデル事業を東京都から受託大丸有地区にて2020年1月から実証開始!時差Bizの推進実証参加企業を募集! | 三菱総合研究所(MRI)

再び盛り上がる地域通貨

地域通貨の仕組みは、これまでもありました。特に注目されたのは2000年前後だったでしょうか。しかし、その後継続して利用されているケースは多くはありません。

それが今、再びのブームと言ってよい状況です。その背景には、デジタル化されることでスマホ等を利用したやり取りが可能になり、導入コストや運営コストが低減したことがあります。

「善行」ポイントという仕組み

東京都が取り組む仕組みでは、朝早く出勤したりレジ袋を断ったりすることでポイントを入手、たまったポイントは商店などで利用できる仕組みとなっています。

最終的に日本円に換金できる(値引きポイント等のかたちで)ので、その分は予算化しておくと。キャッシュレス化実験の一環としても位置付けられているようです。

Society5.0とともに、お金のあり方も変わっていきます。善行がお金に置き換わるのはどうかなとも思いますが、地域通貨の活用について、今年は議論が進みそうな予感がします。

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