いくつかのシーンを紹介しつつ、「コト消費からヒト消費へ」という時代の流れを指摘されている記事です。
経営コンサルタントの仕事として追いかけているテーマでもあるのですが、データを分析するよりもこれらの「傍証」のほうが経済の実態をあらわしているように思えます。共通のキーワードは「ヒト消費」です。
情報源: 日本の若者たち、「コト消費」から「ヒト消費」に激変していた…!(鈴木 貴博) | マネー現代 | 講談社(1/5)
モノからコトへ
少し前までは、「モノからコトへ」と言われました。商品そのものではなく、体験や物語を求めているという事象です。
確かに世の中が豊かになり、物質的な欠乏感には乏しい時代です。一方で、映画や食事、コミュニケーションにはお金を使う。
でも、そうした「コト」への欲望も実は無いのではないか、というのが著者の指摘。
コトからヒトへ
というのも、そんな現代の若者も、実際に映画や食事そのものを欲しいと思っているわけではない。
むしろ、その感想を人と分かち合ったり、誰かと出かけたり、人のつながりがあるから、コトを求めている。
人が交流する仕掛け
今、各地で「マーケット」が開かれるようになりました。その魅力の中心は、買い物の場としてではなく、出店者とのふれあいだったり、お店同士の情報交換だったりします。「コトからヒトへ」はすでに、各地のマーケットで見られているのです。
人が交流する仕掛け。これからの消費シーンで意識しておきたいことがらです。
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