アイオワ州での党員集会を皮切りに、いよいよ本格的にアメリカ大統領選挙が始まりました。そうしたなかで注目されているのが、「チープフェイクス」です。

だがその一方で、「ディープフェイクス」登場以前の編集ツールを使った初歩的なフェイク動画「チープフェイクス」の拡散も、リアルな影響を及ぼした。 「チープフェイクス」は「シャローフェイクス」「ダムフェイクス」とも呼ばれる。 「ディープフェイクス」が、なお一定の知識と機材、編集に要する時間が必要とされるのに対し、「チープフェイクス」は作成のハードルがずっと低い。

情報源: AIいらずのフェイク動画「チープフェイクス」の号砲で2020年の幕が開く(平和博) – 個人 – Yahoo!ニュース

高度な技術なしに「フェイク」を作る

AIによって本物と見間違えるような動画を作る「ディープフェイクス」。うまく利用すれば、紅白にも登場した美空ひばりのような実験もできるのですが、悪意を持って作られると、有権者を惑わします。

でも、わざわざそこまでせず、もとの動画からほんの短い部分を切り取って、本来の意味とは違う意味を持たせてしまうのが「チープフェイクス」。

昔からよくある手ではあるけれど

チープフェイクス的な出来事は、これまでもありました。たとえば新聞などのメディアに引用される政治家の言葉も、果たして適切かどうかを見極めることが必要。それがいやでテレビにしか対応しないといった政治家は昔もいましたね。

そういう意味では、チープフェイクスは古典です。でも、だれにでも手軽に使えて発信できるというところが、編集デスクがチェックするメディアとの違い。

チープフェイクス、言葉を知っておくだけでも、古典的な手法に騙されないリテラシーを磨く力になることと思います。

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