こんにちわ。
最近は虫刺されなど全く気にしなくなってきたさくらです。
今日お話しするのは
むかーしむかし、あるところにおじいさんとおばあさんがいました。
でお馴染みの昔話。
今田町でその研究をされていらっしゃる方をご紹介いたします。
〉「昔ばなし」とは民間説話あるいは口承文芸の一類で、伝説・世間話とともに、民間に行われる代表的な常民の文芸をいう。(Wikipediaより引用)
現在では絵本や、アニメでお馴染みの昔話ですが、
もとは口承文学、人から人へ、”お話し”として伝わってきたものでした。
実はそれらの民族の間で語り継がれてきた”物語”は、
”再話”という形で少しずつ変化をしていったそうです。
ちょっと難しい話になってきました。
今西さんはその”再話”の過程で、
本当の「物語り」が失われないように研究をされています。
「子供たちに、子供だからこそいい本と巡り合って欲しい。」
人間たちが作り出した最初のものを差し出してあげたい。
今西さんのお話を聞いている間、
僕は、内から込み上げるものが抑えきれず、
鼻がツンとして、目を潤ませてしまいました。
今田町出身の今西さん。
結婚後、旦那様が転勤の多い方だったらしく、さまざまな土地で暮らしてこられました。
「海も山もそれぞれの良さがあって懐かしく思う」
その後、今田町に戻られて「やっぱり今田は昔のまま」
今田町の山や森は植林や伐採がされておらず、
広葉樹でモリモリの、丸く柔らかな山が今も昔も変わらずにそこにあります。
「本当の故郷に帰ってきた。」
今田町、丹波立杭焼の細道にひっそりと看板がたつ「文庫 もりのなか」があります。
「本が好きで地元に本屋を作りたい」
という思いから、今西さんが開館されました。
こちらの図書館では、今西さんがその子に合った本を選んで貸してあげるのだそうです。
もちろん子供にも、なんと大人にも。
昔ばなしや本を通じて、子供に物語を聞かせてあげる、
本の中の世界に浸からせてあげることで
その子にとっての本当の物語の扉が開いてくれればいいなと感じました。
取材の日は和気藹々と談笑する3人がいらっしゃっていました。
僕は今田町という田舎に移り住んできて、
子供が産まれて、
じゃあ子供を育てるにはどうすればいいか
ということも考えたりしていました。
そこで出会った今西さん。
「本当の物語りはあなたの中にあるんだよ。」
僕自身にも“こだま”するように子供に伝えてあげたいと思いました。
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文庫 もりのなか
今西 茂子さん
たくさんの人には対応できませんので、連絡先などの詳細は割愛させていただきます。
丹波地域の昔ばなしを集めた、今西さんたちが再話された本も出版されております。
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