夫婦共々田舎に越してきてもうすぐ丸2年。
地域の方と関わることも多くなり、横の繋がりも広くなってきました。
宿屋を開いて、ちょっとしたカフェをして、食事の提供を始めました。
そうして、店で食事の仕入れを考えたり、横のつながりが増えていく中で、
自分たちの「食」に対する考えも変わってきました。
大阪にいる時から妻と買い物にいくと、妻がじーっと袋の裏面を見ていたんです。
食品表示を見ていたんですね。
添加物がどうとか、生産者がどうとか。
ぶつぶつと何をいってるんだと、
当時はバカバカしいと思っていました。
それから食卓での家での談話は野菜を作るために何が使われていて、
誰が作っているか書いていない。とか話すようになりました。
それがいつからか、食品表示を見る自分もいて。笑
篠山へ引っ越してきてから、子供のことや健康を意識して食べることを考えています。
「食べる物で自分の身体ができている」
有名な言葉だと思います。
もう、いつどこでその言葉を聞いたのか見たのか、はっきりと覚えておりませんが、
この言葉はずっと心に残っています。
いい野菜、いいお肉、いい調味料。
何をもっていいモノかは人それぞれです。
それに料理は美味しいのが一番ですよね。
分厚いステーキも、回らないお寿司も、熱々の中華もおいしいです。
けれど僕は家で食べるご飯が一番美味しくて好きです。
自分たちで作った味噌、醤油。
丹波の麹屋さんの麹で作った塩麹や醤油麹。
減農薬のお米、有機野菜。
アニマルウェルフェア、優しい餌で育った鶏肉や牛肉。
篠山には優しくて美味しくていろんな食材があり、選べるということがとても魅力的です。
食とその環境を良くしていこうとする世界的な運動で、
イタリアで発足した「スローフード運動」というのがあります。
「ファストフード」の対義語としての造語です。
篠山で活躍されている仲田友香さんが「神戸スローフードアカデミー」を受けられて、
「丹波でも絶対にやりたい!」と「丹波スローフードアカデミー」を開催されました。
スタッフとして参加させていただいておりますが、これもまたとても面白いです!
みんなで「食」のことを考えて、自分たちにできるアクションを実践していこうというワークショップです。
有機農家さんやオーガニックレストランさんのお話も聞けたりと、内容盛りだくさん。
「良いものを食べる」ということを自分で調べたりしていると、途方もないことに感じますが、
みんなで考えることで解決策が見えてくるはずです。
きっかけにもなるやもしれませんね。
□ Facebookページ □
丹波スローフードアカデミー2021 -地球を想う食の選択を、丹波から-
コメントはできません