不便な田舎の自由な暮らし

 丹波市にあるバーガーショップ「 BBQ & Burger BP」の支配人、プロモーション・ディレクター、イベントプロデューサー、シェアハウスのオーナーなど、八面六臂の活躍を見せる花田匡平さん。

 華々しい活躍をしながらも親しみやすい人柄で、「みんなのお兄ちゃん」的存在として慕われている花田さんですが、実は過去にうつ病まで発症した「暗黒時代」がありました。

 何をやっても上手くいかず、タイミングや運が悪いだけのことすら「自分自身が悪いのではないか」と自己否定する毎日。しかしある転機をきっかけに、人生が好転し始めます。今では、「あの頃に比べたらどんな状況も全部ラッキーだと思って生きてます」と、胸を張って話す花田さん。彼を暗黒時代から救った転換点とは?

複業で暮らす

 先輩移住者と話していると「とりあえず来てみたら」と誘われることも多い。住むところはシェアハウスなどで安価に暮らし、仕事は選ばなければとりあえず何かある。

 移住者の中には、いくつか稼ぎ口を持っている人が多い。「自分はこんなことしたい」と表明すると「試しにどう?」と声がかかり、それが結局仕事になったという人も。

 仕事はハローワークで探すのもありだが、とりあえず移り住んで交流を深めていると、友人経由で紹介されることも多い。

 農業をしながら勤める人も多いから、兼業(副業)も珍しくない。最近でこそ、ビジネス・シーンで副業解禁が謳われているけれど、田舎は「複業」スタイルという点では最先端なのだ。

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