不便な田舎の自由な暮らし

 平日はOL、週末は農業を学び、実践しているという加賀野安那さん。

 平日も週末もパワフルに活動し、二つの暮らしを営む彼女ですが、幼少期は体が弱く思うようにいかない辛い経験もあったそうです。その時に感じた、食べ物が持つ役割の大きさが、有機農業への関心へと繋がり、後に自ら実践するきっかけとなったのだとか。

 そんな彼女の視点やモチベーションの大きさには驚かされます。「イマココ」の自分の行いが、300年後にも受け継がれ影響を与え得る。祖先から受け継いだ土地で暮らすからこその視点かもしれません。

 加賀野さんの持つ問題意識や責任感は、とてもポジティブなことも印象的。地元の大先輩たちからの教えを力一杯楽しむ、週末農業のススメです。

週末農業からの挑戦

 農ある暮らしにあこがれる人は多い。でも、本格的な農業は敷居が高いのが現実。

 その点、自分の好きな仕事をしながら農業に親しむ「半農半X」的生活なら入りやすい。農業も高齢化が進んでいるので、いったん移り住んで土地になじめば、農地を借りるという話にも出会うことだろう。

 まずは地元の集まりに出たり情報を集めて、先輩農家さんに弟子入りするところから始めるのが、地域との交流という点でもお薦め。

 兼業農家の多くは週末農業なわけで、現実的選択肢だ。

コメントはありません

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。